市販アンプの使用例
どんなアンプでもたいてい使えます。画像はBOSEの20Wアンプです。同程度のものにTA55(27W)があります。
結線方法
ステレオアンプですが、LかRの片チャンネルのみ使います。このアンプにはマイクを直接つなげませんので、次のようにミキサーかプリアンプを利用します。
写真のミキサーはオーディオテクニカAT-PMX5Tです。安価な4入力のものです。
アンプはステレオですが、ループは1つ(モノラル)なので、LかRの片方だけを使うことになります。アンプの能力の半分は無駄になっているわけです。
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6入力の100倍プリアンプ。出力はLとR(反転)(回路図)
LとRの両チャンネルを使って1つのループを利用する方法もあります。
上記のように反転した信号を残りのチャンネルに入力し、パワーアンプの両チャンネルから出力します。
パワーアンプの黒い出力端子は使いません。(通常は赤と黒の1ペアから出力します)
出力電圧が2倍になりますが、電流供給能力は向上しません。高抵抗ループの際は有効です。
ループ線の抵抗値は、パワーアンプの推奨値に合わせる必要があります。抵抗値が小さすぎると、アンプに負担をかける場合があります。また、抵抗値が大きすぎると電流が流せずに、磁界が弱くなります。
20Wのアンプなら、抵抗値が5Ωのループに最大2Aの電流を流せる計算になります。
どのぐらいの電流でどの程度の強さの磁界ができるのかは、ループ線の製作を参照下さい。